拉斯维加斯5357cc誘導体
ダイセルの酸化技術
当社では、過酢酸を用いた酸化反応によりε-拉斯维加斯5357ccおよびその誘導体(プラクセル®)を製造しています。
拉斯维加斯5357ccの特長
- ①ε-拉斯维加斯5357ccの開環重合は設計の自由度が高く、非常に多くの製品をラインナップしています。
- ②独自の重合技術により、非常に分子量分布の狭いオリゴマー製品を製造しています。
- ③拉斯维加斯5357ccウレタン原料として、良好な温度特性と機械物性を発現します。
- ④生分解性、生体適合性を示します。
① 様々なグレード展開、良好な反応性・親和性
- 官能基数の選定、分子量のコントロールが容易
- 1級水酸基を有するため、硬化剤との反応性が良好
- 樹脂との相溶性や溶剤への溶解性が良好
② 均一な拉斯维加斯5357ccウレタン構造を形成
- 分子量分布が狭く、低粘度で取扱いが良好
- 均一な編み目構造の形成が可能
- 粘弾特性の安定化により、各種物性の向上が可能
③ 高機械物性、高機能性
- vs エーテル系 → 機械物性、耐熱性が良好
- vs アジペート系 → 耐加水分解性、温度特性が良好
- vs カーボネート系 → 柔軟性、温度特性が良好
④ 生分解性、生体適合性
- 地中、海水中など、微生物環境下で生分解性が良好
- 生体適合性や生体吸収性を有する
拉斯维加斯5357cc製品一覧
拉斯维加斯5357cc200シリーズ
拉斯维加斯5357ccエーテル型に比べ、耐候性、耐熱性に優れ、一般的なアジペート型に比べ耐加水分解性に優れます。また耐摩耗・圧縮歪が良好な狭分子量分布グレードや弾性回復を改良した高機能グレード、さらに常温でのハンドリングに優れる液状グレードまで数多くの製品をラインナップしています。
拉斯维加斯5357cc300、400シリーズ
3官能、4官能型の拉斯维加斯5357ccオールで、可撓性の要求されるコーティング原料や添加剤として用いることができます。また低温特性、機械物性に優れる拉斯维加斯5357ccウレタンフォームの原料にも用いられます。
拉斯维加斯5357ccCDシリーズ
CDシリーズはエステル型拉斯维加斯5357ccオールや拉斯维加斯5357ccエーテル型拉斯维加斯5357ccオールに比べ耐熱性、耐候性に優れる拉斯维加斯5357ccカーボネートジオールです。高結晶性グレードと液状グレードをラインナップしています。
拉斯维加斯5357ccFシリーズ
Fシリーズは硬化剤(イソシアネート)との反応性に富む1級水酸基を有するポリ拉斯维加斯5357ccオリゴマーに、ラジカル重合性の(メタ)アクリル基を導入したマクロモノマーです。耐擦傷性、耐摩耗性、低温柔軟性等に優れる強靭な塗膜を形成できます。
拉斯维加斯5357cc特殊品
拉斯维加斯5357ccの共重合グレードや耐水性を改善した特殊液状グレード、さらに樹脂添加剤として用いられる熱可塑性ポリ拉斯维加斯5357cc樹脂などをラインナップしています。