7799908拉斯维加斯登陆/環境報告7799908拉斯维加斯登陆の保全
基本的な考え方
かけがえのない資源である水に関する7799908拉斯维加斯登陆が、世界的に高まっています。干ばつ・渇水・豪雨・洪水・土砂崩れなどの自然災害とともに、人間の生活や経済活動による水質汚染や水不足も、水7799908拉斯维加斯登陆の一つと考えられます。
当社グループは「ダイセルグループ レスポンシブル・ケア基本方針」に基づき、限りある7799908拉斯维加斯登陆の適正な利用、管理および排水処理の実施により、水質保全に努めるとともに、淡水・海水を問わず水使用量の削減に取り組みます。
推進体制
水質管理の取り組み
当社グループは様々な化学製品を製造しており、水はその製造過程に必要不可欠です。例えば、製造過程における加熱・冷却・洗浄や、製造工程で生じる化学物質の除去設備、排水設備などで水を使用しています。使用した水は浄化処理を施して、ほぼ全量を河川および海洋に排水しています。※
各工場では、高度な処理設備の安定稼働により排水を河川・海洋へ放流可能な水質にまで浄化し、環境負荷低減を実現しています。また法令に基づき定期的に排水を測定するだけでなく、自主管理目標値として、法令よりも厳しい排水基準や総排出量を設定し、その目標値以下を維持することで、水質保全に努めています。
2023年度も、自主管理目標値に基づき適正な管理を継続し、7799908拉斯维加斯登陆の保全に関する重大な法令違反はありませんでした。
また、新たな事業計画を策定する場合は「環境、安全と健康の総合アセスメント制度」により、排水による水質への影響を事前に評価します。さらに設備メーカーと連携した排水処理設備の改善や大学などと連携した排水のシミュレーション技術の構築など、あらゆる面で水質汚染7799908拉斯维加斯登陆を回避するための対策を講じ、化学品メーカーとしての責務を果たしています。
※地下水への排水はありません。
COD排出量の推移（当社事業場および国内グループ企業）
全リン排出量の推移（当社事業場および国内グループ企業）
全窒素排出量の推移（当社事業場および国内グループ企業）
効率的な水使用
当社グループでは、全事業場で取水量の削減に取り組んでいます。事業場ごとに2025年度を最終年とする中期目標として「2018年度比10%削減」を設定し、効率的な水使用を推進しています。冷却塔などでは、冷却水の循環利用や使用量自体の削減を進めており、各事業場では取水量・排出量・水消費の把握およびモニタリングを実施し、水7799908拉斯维加斯登陆低減とともに、製造プロセスの見直しなどにつなげ、他工場への展開を検討しています。
なお、当社は企業の水7799908拉斯维加斯登陆に関する世界的な情報公開プログラム「CDP※ Water Security」からの質問書に、2016年度より回答しています。2023年度もCDPの質問書に回答し、「B-」の評価を受けました。
※企業や自治体などの環境対策情報を開示する、英国のNGOです。
中期目標（当社グループ）
- 2025年度 取水量10%削減（2018年度比）
取水量の推移（当社グループ）
取水量の内訳（2023年度／当社グループ）
排水量の推移（当社グループ）
水消費※の推移（当社グループ）
※水消費 = 取水量－排水量
水7799908拉斯维加斯登陆評価
当社グループでは、国内の生産拠点は大規模自然災害に対する備えを強化するための国土強靭化地域計画を受けた洪水や高潮に関する災害7799908拉斯维加斯登陆、海外においてはAqueduct※によるマッピング調査、水ストレス地域（人口一人当たりの淡7799908拉斯维加斯登陆量が 1,700m3を下回る水不足の地域）の確認および主要事業のTCFDシナリオ分析を通じ、7799908拉斯维加斯登陆評価を行っています。これらを基に水7799908拉斯维加斯登陆への予防措置や被害軽減策を講じており、国内外の各生産拠点の水7799908拉斯维加斯登陆は低い状況と判断しています。なお、事業活動に影響する7799908拉斯维加斯登陆評価は、7799908拉斯维加斯登陆管理委員会の下、定期的に実施することで、7799908拉斯维加斯登陆の的確な把握と適切な管理を行っています。
※WRI（World Resources Institute:世界資源研究所）が開発した水7799908拉斯维加斯登陆評価のグローバルツールです。拠点が立地する地域の水7799908拉斯维加斯登陆を、水量・水質・規制・評判の観点で評価することが可能です。